4年連続二桁得点の快挙達成も、川崎フロンターレFW小林悠は清水エスパルスのドローを悔やみつつ、勝てない現状に複雑な心境を吐露した。
24日にホーム・等々力陸上競技場で行われた明治安田生命J1リーグ第24節の清水エスパルス戦。3試合ぶりにスタメンを外れた小林は、1点ビハインドで迎えた78分から途中出場。すると、その1分後に馬渡和彰の絶妙なスルーパスに反応して貴重な同点弾を決めてみせた。
このゴールで今季10発目をマークした小林は、2016年から継続しての二桁得点を樹立。少ない時間ながらもきっちりと結果を残したエースだが、ベンチからチームの戦況を見つめていて「歯がゆいというか、自分が出ればもっとコンビネーションだったり、いろんな攻撃の変化がつけられるかなと思っていた」と、正直な心の内を明かした。
川崎Fは敵陣でのボールポゼッションを高めてパスワークで崩すスタイルで、これまで結果を残してきた。しかし、ホームですでに9引き分けを喫しているように、中央にブロックを敷く相手を崩しきれず、結果的に勝ち切れない現状が続いている。
こうした状況を打開すべく、ポストプレーができるレアンドロ・ダミアンを1トップに据えて、サイドから打開しようとするものの、「結局サイドでしか攻められていない」と小林が言うように、サイド一辺倒となってしまったことで、攻撃の単調さが浮き彫りとなった。
「ダミアンは体を使って背負うようなもらいかたをする。自分はタイミングで受けるタイプなので、そこの変化というか、当てて入っていくのも手だと思いますし。やっぱりリスクというか、カウンターを恐れていると、いい攻めっていうのはできない」
第21節の松本山雅FC戦以来スタメンを外れた小林。鬼木達監督には「今回メンバーを外れるときに『悠の良さは、狭いなかでもスペース見つけて動き出すことだ』というふうに言われていた」ことを明かし、それが「最近自分でもできてなかったなと感じていた」と話す。
それでも「今日の得点シーンは、カズ(馬渡)がもらった時に、少しのスペースですけど見つけてうまく走り込めたので、ああいうプレーをもっともっと出していければ、ゴールは増えてくる」と自信をのぞかせた。
川崎Fは優勝したここ2年は、夏場以降に勝ち点を積み上げて逆転での優勝を手にしている。しかし、今季は絶対的な強さを見せていたホームでも勝ち切れないゲームが続くなど、苦戦している。
「いいメンバーがいすぎるのもあると思いますし、確かにこれだけメンバーが固まらないチームはなかなかないと思う。でもそれは、自分自身も不甲斐ないと思っていますし、ずっとゴールを決めていれば、ずっと出れるわけで。でも、誰が出ても勝てるのが一番いいと思うので、その選手の特長を生かしながらチームとしてどう戦っていくかっていうところだと思います」
首位・FC東京との勝ち点差は8。満を持して臨む2019シーズン、鹿島アントラーズが成し遂げた前人未到の3連覇に並びたい川崎Fにとっては、これ以上引き離されないためにも、まずは勝ち切ることが至上命題となっている。
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