バレンシアのマルセリーノ・ガルシア・トラル監督は、今季の目標をチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に据えている。
昨季リーガエスパニョーラを12位で終えたバレンシアだが、今季は17試合を消化した時点で勝ち点34を積み上げ3位に位置。首位バルセロナ(勝ち点45)、2位アトレティコ・マドリー(勝ち点36)、4位レアル・マドリー(勝ち点31)と強豪の中に割って入っている。
マルセリーノ監督はスペイン『マルカ』のインタビューで、今季の戦いぶりについて次のように話している。
「8月の時点では、チャンピオンズリーグ出場は実現不可能な夢だった。だが今、その可能性はあの時より高まっている。良い位置につけているからね」
一方で、マルセリーノ監督は地に足を着ける重要性を強調している。
「私は計算が非常に苦手でね。だから勝ち点計算はしないんだ。我々は日々の仕事、毎週の試合、それに最大限のレベルで立ち向かうことだけを意識している」
「1月の日程は非常に厳しい。コパ・デル・レイが入ってくるからだ。それ以降は毎週1試合になる。未来を考えて現在を疎かにしては、集中力が散漫になってしまうだろう」
指揮官は冬の移籍市場についても触れた。
「私はどの選手ともコンタクトを取っていない。進んでいる交渉など存在しない。我々は補強を行うという決断さえ、下していないんだ。今回の市場で選手を獲得する可能性は、本当にわずかなものだよ」


