MEHMET AYDIN SCHALKE BUNDESLIGA 20042021Getty Images

シャルケ、4試合を残して30年ぶりの2部降格が確定…OBアサモア氏は「あまりに残酷」

現地時間20日、ブンデスリーガ第30節が行われ、シャルケはアウェーでビーレフェルトと対戦した。この試合は1-0でビーレフェルトが勝利し、敗れたシャルケは勝ち点13のままとなり、リーグ戦4試合を残して来季の2部降格が確定した。

これまでドイツ1部リーグではブンデスリーガの前身時代に7度優勝を果たしていた名門シャルケ。かつて同チームでプレーした元ドイツ代表FWゲラルド・アサモア氏は『Sky』に対して「覚悟はしていたが、ついにこの瞬間が訪れてしまった」と古巣の2部降格を嘆いた。

「シャルケがいろんなことを経験し、ここに至るまでの流れを常に見てきた。もちろん何か奇跡が起きないか、最後まで期待していたつもりだ。だがそれが終わったと気付いたとき、あまりに残酷だと打ちひしがれている」

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「私がシャルカーになってから20年以上経過した。この間、このような瞬間が訪れるとは夢にも思っていなかった。言葉もないよ」

一方でアサモア氏はシャルケファンを鼓舞するコメントも発している。

「おそらく多くのシャルカーが自宅のモニター前で泣いていることだろう。もちろん我々はこの結果について失望している。来年、トップコンペティションの1部にいないという事実を受け止めるのは本当に厳しい。だが、様々な理由によりシャルケが困難な時期を迎えていたことは、みんながわかっているはずだ。この厳しい過程は、再び立ち上がるために必要な道だ。どのような準備をすべきか、今一度突き詰める必要があるだろう」

ブンデスリーガが現行の体制となった1963年以降、シャルケはこれが4度目の2部降格となる。

かつてシャルケは1988-89シーズン~90-91シーズンまで、3季にわたり2部で戦ったことがあり、30年ぶりの2部降格となった。元日本代表DF内田篤人が在籍したことでも知られるゲルゼンキルヒェンの雄は、1シーズンで再び1部に戻ってくることができるのだろうか。

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