明治安田Jリーグ百年構想リーグの開幕イベントが2日にMUFGスタジアム(国立競技場)で行われ、J1復帰を果たしたV・ファーレン長崎MF長谷川元希が今季の意気込みを語った。
悩んだ上での決断だった。
2024年よりアルビレックス新潟に加入し、1年目からリーグ戦33試合を戦った長谷川。同年には新潟のJリーグYBCルヴァンカップ準優勝に貢献し、昨季はリーグ戦全試合に出場して7得点を記録した。
しかし新潟はJ1を最下位でフィニッシュしてJ2に降格。「正直、移籍に対しては難しい気持ちがありました。自分が全試合に出ていたなかでJ2に落としてしまった責任を感じていました」と思い悩んだが、「約1年間はJ2から上がれないので、自分のキャリアを考えたときに、その決断をしました」とJ1復帰を決めた長崎への加入を決めた。
昨夏には他クラブからオファーが届くも「絶対に新潟をJ1に残す」と残留を選んだ。それだけ大好きなクラブを離れる決断の裏には、長崎が掲げるAFCアジア・チャンピオンズリーグ優勝という壮大なビジョン関係している。
「長崎はACLを本気で目指すために、クラブとしていろいろなことに取り組んでいる。加入してくる選手や既存の選手もJ1で名前が売れている選手が多いですし、目標とやっていることがイコールで合っていると思いました。このプロジェクトは純粋に『すごいな』と感じました」
長崎では、FC東京のスクールで切磋琢磨したGK波多野豪や、大宮アルディージャ(現RB大宮アルディージャ)の下部組織でともにプレーした同期MF山田陸らの存在もあり、「いい雰囲気でやれている」と笑顔を見せた。
高木琢也監督からは個々のポテンシャルを最大限に発揮してほしいと伝えられており、周りの選手を生かすプレースタイルにも期待がかかる。
「ここまでは守備のところをずっとやってきましたし、攻撃のところでもボールを持ったら一人で行ける選手が多い。その二つはキャンプからずっと継続してきました」
長崎は今月6日にホームでサンフレッチェ広島と対戦。昨季のルヴァンカップを制した強豪に対して、チャレンジャーとしてぶつかっていく。
長谷川は「まずは長崎らしく、J1で通用するサッカーを見せていきたい」と力を込めた。目指すは開幕戦のスタメンだ。
取材・文=浅野凜太郎

