清水エスパルスは25日、ヴィッセル神戸からDF本多勇喜の完全移籍加入決定を発表した。
阪南大学を経由して育成年代を過ごした名古屋グランパスでプロ入りした本多は京都サンガF.C.でのプレーを挟み、2023年から神戸に加入。左サイドバックや、センターバックをこなす万能DFとして戦力に計算され、加入初年度での天皇杯優勝、そしてJ1リーグ2連覇に貢献した。
今季の神戸でもJ1リーグ26試合に出場した34歳DFだが、来季から清水の監督になる吉田孝行氏を追う形で自身も静岡の地へ。清水の公式サイトを通じて、「このたび、ヴィッセル神戸から移籍してきました、本多勇喜です」と挨拶の言葉とともに、全力を誓っている。
「サッカー王国と呼ばれるこの清水の地で、ファン、サポーターの皆さんの前でプレーできることを、今から心待ちにしています。チームの目標達成に貢献できるように日々全力を尽くします。どうぞ応援よろしくお願いします」
一方、在籍3年間で通算111試合の出場数を積み上げた神戸では「このたび、清水エスパルスに移籍することを決めました」と移籍を報告。神戸での3年間を振り返りながら、次のように別れの挨拶をした。
「2023年にヴィッセル神戸に加入して3年間という短い期間でしたが、この間にJリーグ連覇、そして天皇杯と3度も優勝することができて本当に幸せでしたし、素晴らしく、そして濃密な時間を過ごすことができました」
「今回の移籍においてはすごく悩みましたが、新たなチャレンジをしたいという気持ちが大きくなり、移籍を決断しました。ヴィッセル神戸のファン、サポーターの皆さん、加入当初から温かい声援をいただき、本当にありがとうございました」
「僕自身は神戸を離れますが、ヴィッセル神戸のACLE制覇を心より願っております」
