2025Jリーグアウォーズが11日に開催され、鹿島アントラーズに所属するGK早川友基が今シーズンの最優秀選手賞(MVP)に輝いた。
現在26歳の早川は、明治大から2021年に鹿島入り。2023シーズンから正守護神としてプレーしてきた。一昨季、昨季に続いて今シーズンも3季連続となる明治安田J1リーグで全38試合フルタイム出場。9年ぶり9度目となるJ1制覇の立役者となった。
鹿島からの最優秀選手受賞は16年ぶり4人目に。また、GKの受賞は2010年の楢崎正剛氏(当時名古屋グランパス)以来となる15年ぶり2度目となった。
MVP受賞の早川は授賞式の壇上で、「このような素晴らしい賞をいただき、本当に嬉しいです。ありがとうございます」と喜び、以下のようにスピーチした。
「小さいころからサッカー選手を夢見てプレーしてきました。いつかJリーガーになって活躍して、W杯で優勝したいということが芽生えました。小さいころから少しずつステップを踏み続けて、Jリーガーになって、ここに立てたことを嬉しく思います。たくさんの方に支えていただきました。お礼を申し上げたいです。ありがとうございます」
「この賞は、優勝なくして得ることはなかったです。厳しいシーズンを戦い抜いてきたチームメイト、関わってくれた皆様に感謝し、より頑張っていきたいです」
「最後に、GKのMVP受賞は2回目ということで、今回自分がMVPを受賞したことで、少しでも小さい子が『GKをやりたい』、『早川選手のようになりたい』と思ってもらえるような選手になりたい。GKは素晴らしいポジションだと思ってもらえるような活動や表現を発信していきたいです。ありがとうございました」
今季のJリーグアウォーズの各受賞者は以下のとおり。
【最優秀選手賞】
早川友基(鹿島アントラーズ/初)
【ベストイレブン】
GK早川友基(鹿島アントラーズ)初
DF植田直通(鹿島アントラーズ)初
DF古賀太陽(柏レイソル)初
DF荒木隼人(サンフレッチェ広島)初
MF小泉佳穂(柏レイソル)初
MF稲垣祥(名古屋グランパス)2回目
MF田中聡(サンフレッチェ広島)初
FWレオ・セアラ(鹿島アントラーズ)初
FW相馬勇紀(FC町田ゼルビア)初
FW伊藤達哉(川崎フロンターレ)初
FWラファエル・エリアス(京都サンガF.C.)初
【得点王】
レオ・セアラ(鹿島アントラーズ):21ゴール
【最優秀ゴール賞】
レオ・セアラ(鹿島アントラーズ)
第24節 vs 柏レイソル戦 5分
【ベストヤングプレーヤー賞】
佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)
【優勝監督賞】
鬼木達(鹿島アントラーズ)
【優秀監督賞】
リカルド・ロドリゲス(柏レイソル/2度目)
【フェアプレー賞高円宮杯】
ヴィッセル神戸(2度目)
【フェアプレー賞】
ヴィッセル神戸
サンフレッチェ広島
アルビレックス新潟
※反則ポイントの少ない順
【フェアプレー個人賞】
前川黛也(ヴィッセル神戸/2度目)
大迫敬介(サンフレッチェ広島/3度目)
植田直通(鹿島アントラーズ/初)
【最優秀主審賞】
荒木友輔(初)
【最優秀副審賞】
三原純(初)
【功労選手賞】
青山敏弘、伊東輝悦、イ・ヨンジェ、柿谷曜一朗、興梠慎三、髙萩洋次郎、豊田陽平、本間幸司、丸橋祐介、森脇良太、山瀬功治、ランゲラック
【功労審判賞】
西村雄一、武田光晴

