ガンバ大阪は11日、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)グループF第6節でラーチャブリーFC(タイ)をホームの市立吹田サッカースタジアムに迎えた。
ここまで5戦全勝ですでにグループステージ首位通過を決めているG大阪は、年内最終戦と共に、3年間指揮したダニエル・ポヤトス監督体制ラストマッチとなる。白星で指揮官を送り出したい中、明治安田J1リーグ最終節の東京ヴェルディ戦からスタメン4人を変更。中谷進之介、倉田秋、山下諒也、満田誠に代わり、三浦弦太、名和田我空、奥抜侃志、食野亮太郎を起用した。
序盤から攻勢に出るG大阪は、22分に決定機。イッサム・ジェバリが中盤に落ちて縦パスを受けると、ボックス内へスルーパスを送る。これに抜け出した食野亮太郎が左足でゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。オンサイドに見えたが、VARは導入されていないため、判定は覆らず。
不運にも先制ゴールとはならなかったG大阪は35分にボックス手前でパスを受けたイッサム・ジェバリがミドルシュート。40分には奥抜のボックス左への仕掛けが混戦となり、ボックス中央で回収したI・ジェバリが足裏コントロールから左足を振り抜くが、どちらも枠を捉えることができないい。
すると直後に一瞬の隙からピンチを招く。相手のゴールキックを黒川圭介が頭で下げると、福岡将太が処理しきれず、ンジヴァ・ラコトハリマララに奪われてボックス内への侵攻を許す。しかし、ここはGK東口順昭がチームを救う好守で防ぎきる。
ヒヤリとする場面を迎えたG大阪だったが、53分に待望の先制ゴール。美藤倫、食野とつなぎ、ボックス右に走り込んだ半田陸がふわりと浮かせると、ファーサイドの名和田我空が頭で押し込んだ。名和田は同大会2試合連続ゴール。
均衡を破ったG大阪は71分、安部柊斗のパスをボックス右で受けた途中出場の山下諒也が右足を振り抜く。しかし、ここはクロスバーに嫌われて追加点とはならない。それでも77分、高い位置で山下が相手からパスを奪うと、そのままボックス内に侵攻。ゴール左に流し込んで、ゴールネットを揺らした。
リードを広げたG大阪は、ラーチャブリーに反撃を許さず。終盤には長期離脱から復帰した林大地がピッチに立ち、2-0で指揮官ラストマッチを白星で飾った。また、グループステージ全勝でノックアウトステージ進出を決めている。



