Jリーグの年間表彰式『2025Jリーグアウォーズ』が11日に開催され、Jリーグベストヤングプレーヤー賞にファジアーノ岡山MF佐藤龍之介が輝いた。
今季を迎えるにあたり、FC東京から岡山へとレンタル移籍を決断した19歳MFは明治安田J1リーグで28試合に出場し、6ゴールをマーク。昨季の出場数を上回るどころか、主力としての地位を確立してみせ、優秀選手賞との個人2冠を達成した。
個人賞をも掴み、キャリアに箔をつけた佐藤は今季の活躍ぶりからしてJリーグベストヤングプレーヤー賞の受賞に密かに自信を抱いていたというが、実際に選出されてみて、「いざ、言われると本当に嬉しかったです」と笑顔を弾けさせた。
改めてこの1年の振り返りを求められると、「本当に自信がついたと思うし、初めのほうに比べて、後半戦は手応えだったり、チームの攻撃の中心としてやれている感じがあったので、成長できた1年でした」と充実感をうかがわせる。
そんな今季は森保一監督のもとで2026年北中米ワールドカップの準備を進める日本代表からも初めて声がかかり、勢いのままにデビュー。「自分のプレーにより自信がついた」と言い、自分にもより高い要求、基準を求めるようになったという。
振り返れば、大きな転機だった移籍。「この決断をしたときは悩んだり、少なからず不安もあったけど、自分を信じてよかった」とうなずき、「より自分としての価値を高めていく段階」と言う来季は「チームの中心となっていく存在になっていきたい」と語った。


