メキシコサッカー連盟(FMF)のイヴァル・シスニエガ会長が、北中米ワールドカップ(W杯)終了後にラファエル・マルケス氏が同国代表監督に就任することを明らかにした。スペイン『ムンド・デポルティーボ』などが伝えている。
現役時代に母国のアトラスのほか、モナコやバルセロナなどで活躍した現在46歳のメキシコの“レジェンド”マルケス氏。2003-04シーズンから7シーズン過ごしたバルセロナでは、4度のラ・リーガ制覇や2度のチャンピオンズリーグ(CL)優勝を経験。メキシコ代表では2002年の日韓大会から5大会連続でW杯に出場した。
現役引退後は、アトラスのスポーツディレクターを務め、スペインのアルカラのユース監督として指導者キャリアをスタート。2022年7月にバルセロナB(現バルセロナ・アトレティック)の監督に就任すると、2024年7月からはハビエル・アギーレ率いるメキシコ代表のアシスタントコーチを務めている。
現在、自国開催となる来夏の北中米W杯に向けて準備を進めるメキシコ代表。そんななか、リーガMXの通常総会で、シスニエガ会長が同大会終了後のマルケス氏の監督就任を明言したという。
「ラファエル・マルケス氏の任命は、契約書に明記されている。来年のワールドカップが終わり、アギーレのアシスタントとしての任務を終えた後、彼は代表チームの監督に就任することとなる」
「すでにマルケスとは複数回話し、コーチングスタッフについても検討している。計画はすでに動き出している。彼は若手選手を多くチェックしており、初招集に向けての準備も進めている。我々はこの計画を必ず実現させるつもりだ」
なお、同メディアによれば、マルケス氏は2024年に「代表チームの価値や、世界中が注目するワールドカップでできる仕事の価値を軽視するつもりはない。今はアシスタントとして、そして次のW杯では監督として、これが私の最大のショーケースになる。素晴らしい仕事をすれば、バルセロナでチャンスを得られることは間違いないだろう」と語っていたという。

