藤枝MYFCは12日、新指揮官に元日本代表の槙野智章氏が就任したことを発表した。
2006年にトップ昇格したサンフレッチェ広島でプロキャリアをスタートさせ、ケルン、浦和レッズ、ヴィッセル神戸でプレーし、日本代表としても2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)にも出場した現在38歳の槙野氏。2022年に現役を引退して以降、解説者やタレント業などと並行し、2024年より神奈川県リーグ1部に所属する品川CCの監督を務めながら、JFA Proライセンスの取得を目指してきた。
そして日本サッカー協会Proライセンスを取得した槙野氏。11月25日に自身のインスタグラムでライセンスの修了報告をしていた中、異例ともいえる取得直後でのJクラブ監督就任を果たした。
藤枝でプロ監督初挑戦が決まった槙野氏は、クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。
「この度、藤枝MYFCの監督に就任しました。サッカーと時間(とき)を刻む蹴球都市である藤枝の地で、Jリーグの監督としてのキャリアをスタートできることを心から嬉しく思います。100年を超える蹴球愛に溢れた伝統を持つ藤枝という街、サポーター、関わるすべての人々がまだ見られていない新しい景色を皆さんと共に見られるように、監督として魂を込めて、情熱を注いでいきます」
「僕は監督としてチームを勝てるようにするだけでなく、サッカーを通じて志太榛原地域を盛り上げていきたいと思っています。最高のお祭り、最高のエンターテイメントを創出し、週末にスタジアムに足を運ぶのが待ち遠しくなるようなチーム作りを目指しますので、楽しみにしていてください!」
2022シーズンにクラブ初のJ2リーグ昇格を果たした藤枝MYFCは今季、同リーグで9勝12分け17敗の15位フィニッシュ。8日には、5年間指揮を執った須藤大輔監督の横浜FC指揮官への就任が発表されていた。

