レノファ山口FCは30日、中山元気監督が今季限りで退任すると発表した。
現役時代から山口で過ごし、2012年の引退後からその山口で指導者に転身した中山氏。今年6月に志垣良前監督の契約解除を受け、通算3度目となるトップチームの指揮を託されたが、チームを立て直せず、明治安田J2リーグ19位フィニッシュでJ3降格が決まった。
中山監督はクラブ公式サイトで「このたび、2025シーズンをもちまして、レノファ山口FCの監督を退任することになりました。どのような状況でも応援し続けてくださった皆様に、満足のいく戦いをお見せできず、このような結果になってしまったこと、すべての責任は自分にあると感じます。心よりお詫び申し上げます」と詫びの言葉とともに、次のようにコメントした。
「2011年、まだ社会人チームだったレノファに選手として加入しました。引退後も指導者として、JFL、J3、J2とカテゴリーが上がっていくとともに、チームが大きくなっていく様子に関わらせていただきました。そして最後は、そんなチームの監督として立たせていただきました。それもひとえに、チームを支え続けてくださった皆様のお力添えによるものだと思います。この15年間は、自分にとってかけがえのない時間です」
「最後になりますが、多大なるご支援をいただきましたパートナー企業の皆様、ホームタウンである山口県全19市町自治体の皆様、そして勝ちきれない試合が続く中でも声を届け続けてくださったファン・サポーターの皆様、いつも最善の試合運営にご尽力いただいたボランティアの皆様、最後まで一緒に戦ってくれた選手・スタッフ・クラブ関係者の皆様、レノファ山口FCを支えてくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます」
「皆様の存在が、常に自分を前へと進ませてくれました。レノファ山口FCがこれからも県民の皆様に愛され、さらなる発展を遂げ、そして選手たちの未来が輝かしいものになることを心から願っております。15年間、本当にありがとうございました」


