解説者のジェイミー・キャラガー氏は、アーセナルのエベレチ・エゼの活躍は予想外だったようだ。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えている。
今夏にクリスタル・パレスからアカデミー時代を過ごしたアーセナルに完全移籍を果たした27歳のエゼ。背番号も10番が与えられ、徐々に本領を発揮し始めていた中、23日に行われたプレミアリーグ第12節では、トッテナムとのノースロンドンダービーでハットトリック。史上4人目となる同ダービーでの達成で4-1での勝利に貢献した。
これでエゼはプレミアリーグ11試合4ゴール2アシスト。そんな中、キャラガー氏はエゼを過小評価していたことを認めて謝罪した。『スカイ・スポーツ』で語っている。
「正直に言うと、夏にアーセナルがエゼと契約した時、私はリヴァプール寄りの視点でアーセナルの補強を見ていたんだ。そして、(ヴィクトル・)ギョケレシュ以外は、補強というより、層の厚みを増すための補充のように見ていた」
「アーセナルが昨季苦しんだのはサカがいないときだった。だからマドゥエケを獲った。ウーデゴールが欠場したから、エゼを獲った。センターバック1人が欠場したから、数人のセンターバックを補強した」
「スタメンに入ると感じていたのは、ギョケレシュだけだった。正直に言えば、ハフェルツが万全なら、このチームのセンターフォワードはハフェルツになるとさえ、思っていた」
「だからエゼが来た時も、ゲームチェンジャーにはならないと思ってしまったんだ。レス(・ファーディナント)は僕よりも彼のことをよく知っていて、今日の番組の前半でも『まだまだこんなもんじゃない』と言っていたけどね」
「今シーズン、彼のハイライトシーンはいくつもあるし、素晴らしいゴールもあった。そのうえで、今日はハットトリックだ。だから謝らないといけない。彼の加入の重要性を、私は明らかに過小評価していた。エゼは今シーズンのアーセナルに本当の意味で違いをもたらす存在になり得る。そして、その先のタイトル獲得に向けても、決定的な役割を果たせる可能性を秘めている」





