日本代表は16日、千葉市内でトレーニングを実施した。
18日に国立競技場でボリビア代表とのキリンチャレンジカップ2025に臨む日本。この日のトレーニングは冒頭15分公開で行われ、招集メンバー全26選手がグラウンドに揃って汗を流し、先のガーナ代表戦でデビューを果たした後藤啓介の姿もあった。
ガーナ戦では日本の2点リードで迎えた75分、同じく初招集の北野颯太とともにピッチイン。「緊張するのかな」という思いもあったが、「意外とそんなに緊張もなく、スムーズに入れたと感じていますし、楽しくプレーできました」と改めて振り返る。
2028年のロサンゼルス・オリンピック世代であり、今後が大いに期待される20歳FWはデビューゴールとはならなかったが、191cmのサイズを生かして前線で奮闘。周りを使うポストプレーのほか、前からのディフェンス意識など、献身性でまずアピールした。
「(所属先の)シント(=トロイデン)でも監督からすごく求められている。シントの監督はプレーがよくなくても、切り替えや、前からのハードワークをしっかりと続ければ、ずっと使ってくれるので、シントでプレーしているときから意識しています」
そうしてA代表でのキャリアが始まったばかりの後藤だが、2026年北中米ワールドカップ(W杯)の準備を進めるチームは選手内でメンバー入りをかけた競争の真っ只中。後藤本人としても目に見える結果がほしいが、「(監督の)森保(一)さんが求めているプレーが大事」ときっぱり話す。
その上で「前回のW杯で、前田選手は1ゴールしか決めていないけど、前から追ったり、チームのために献身的に戦うのが大事だと思う。全然点が取れなくても、チームが上に行けるなら、自分はそれでいい。目に見える結果はほしいけど、エゴはないです」と述べた。

