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森保一監督、長友不在に「いないからこそ逆に…」 日本代表指揮100試合目に迫った思いも

日本サッカー協会(JFA)は6日、の11月の代表ウィークに臨む日本代表メンバーを発表した。

日本はこの11月シリーズで2試合の国際親善試合に臨み、14日に豊田スタジアムでガーナ代表、18日に国立競技場でボリビア代表と対戦する。主将の遠藤航が復帰した一方で、天皇杯準決勝を控える所属クラブの事情から大迫敬介、長友佑都、望月ヘンリー海輝、相馬勇紀のJリーグ勢が外れ、三笘薫や伊東純也も怪我で招集見送りに。そのなかで、小久保玲央ブライアン、北野颯太、後藤啓介が初のA代表入りを果たした。

森保一監督は今シリーズ2試合目となるボリビア戦がこの日本を率いるようになってから国際Aマッチ通算100試合目の指揮になる見込み。節目を迎えるにあたっての心境を問われると、こう言葉を紡いだ。

「A代表の監督として100試合という数多くの試合をさせてもらっていただき、感想というか、実感としてはみなさんに教えていただいてやっと自分も100試合ということに気づきました。何か特別な思いが出てきているということはないですが、日本代表として世界に挑ませていただける、日本人の喜びと誇りをもって仕事をさせていただけるということを幸せだと感じています」

「仕事に関しての感想は目の前の試合に最善の準備をしてベストを尽くすということ。監督就任1試合目から同じ気持ちでやってきて、これからも変わらぬ気持ちで、長期的なビジョンを持ちながらも目の前の一戦一戦で勝利を目指して、全力を尽くしていきたいと思います」

そう決意を新たにした森保監督はまた、すでにW杯出場を決めるガーナ、そして大陸間プレーオフから本大会行きを目指すボリビアと対戦するにあたってのポイントや思考する部分に言及している。

「この2戦、相手がどういう戦いをしてくるかわからないが、我々がW杯で勝ち進んでいくためにもこういう相手にしっかりと勝っていかないといけないと思います。ガーナにしても、ボリビアにしても、攻撃的に、守備的にっていうことだけをやるチームではなく、守備的にも、攻撃的にも、ハイプレスもあればローブロックで守ることもでき、カウンターもあれば遅攻もできる素晴らしいチームだと思いますので、相手の戦術を上回って、より確実に勝っていけるよう勝利にこだわって戦いたいです」

「ボリビアはまだW杯出場を決めていないが、出場を決めている国以上に強化を死に物狂いでやっている過程のチームなので、本当にいい対戦相手と世界トップ基準で戦わせてもらう。勝利にこだわり、自信をもって積み上げていければと思います」

森保監督は今シリーズ、ピッチ内外で豊富な経験値を生かして精神的な支柱でもあった長友不在の話題を振られると、「まず佑都の存在が大きいのはこれまでの活動でもわかっていることであり、私や、スタッフも評価しているところでもあります」と切り出した上で、前向きに語った。

「チームがどのようにモチベーションを保つ、上げていくかも、いないからこそ、逆にいろんなことが見えるとポジティブに考えています。すべての選手が経験や、存在をリスペクトしているが、それぞれが“俺がリーダー”ということで、自分のやれることをチームのためにやっていくとすべての選手が考えてくれていると思う。誰か1人が欠けたからということではなく、すべての選手にリーダーシップを発揮してもらういい機会になると思っています」

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