元ドイツ代表MFローター・マテウス氏がハリー・ケインを絶賛している。ドイツ『スカイ』が伝えた。
バイエルンは今季のここまで公式戦全11試合で勝利。その中心にはケインがおり、公式戦11試合で19ゴール・3アシストを記録している。また、ドルトムントとのデア・クラシカーでは中盤起用され、チャンスメイクから守備でも貢献し、多才ぶりを発揮した。そのケインについてマテウス氏は「現時点でハリー・ケインより優れたストライカーは世界にいないと思う」と語り、このように評価する。
「ゴールだけでなく、彼の多才さとプレーするポジションの幅広さによるものだ。彼はパサー、ドリブラー、タックラーとしての資質を示した。彼は同時にゴールスコアラー、プレーメーカー、ボックス・トゥ・ボックス・プレイヤー、そしてタックラーだ。アーリング・ハーランドやキリアン・エンバペが、ドルトムント戦の88分にケインがやったように自陣のペナルティエリアでスライディングタックルをするのを見たことがない。また、ハーランドやエンバペが50メートル以上のパスを出すところも見ていない。ケインが繰り出すロングボールは他の二人からは見られないものだ」
「ケインのパフォーマンスを見ると、なぜ彼がバロンドール投票で13位にしかならなかったのか疑問に思う。この調子を維持すれば、来年は受賞できるかもしれない。ただし、それはチームの成功と共にある場合に限られる」
さらに、マテウス氏はケインについて「センターフォワードの役割を再定義した。それはマヌエル・ノイアーが約15年前にゴールキーパーの役割を再定義したのと同じだ。ケインは32歳で、契約は2027年までだ。私は彼の契約をできるだけ早く延長するべきだと思う」と長くチームにとどまることを望んだ。



