ブラジル代表を率いるカルロ・アンチェロッティ監督が日本代表戦に向けた前日会見に出席した。
ブラジルは10日に行われた国際親善試合で韓国代表と対戦し、5-0で圧勝。14日には東京スタジアムで日本と相まみえる。
海外記者からの質問を中心に進められた中、アンチェロッティ監督はW杯に向けたメンバー選考について、「チーム内競争は重要。今後も(色々な選手を)観察していくことになる。明日の試合もいろいろな選手を試す実験の場。(来年)3月の試合を終えて最終的なリストを固めていきたい」と言及。今年5月にセレソン指揮官に就任してから自身がチームに持ち込んだものを問われると、以下のように話した。
「バランスを求めている。ベースがあり、その中で攻撃的な姿勢を徹底している。チームへの犠牲の精神も導入した。その効果もあって、韓国戦は良い試合ができた。(ベースは)4-4-2だが、試合内容によってシステムは変えていく」
また、サントスでプレーするスター選手のネイマールの復帰について問われると、「ネイマールはコンディションが良ければ、問題なく代表に入ることができる。コンディションが良ければ、世界のどのチームでもポジションを得ることができる選手だ」と話した。
また、過去のW杯優勝国が自国出身監督となっていることについて、イタリア人指揮官は「目指すのは常にブラジルを最善の準備で、最高のパフォーマンスを見せてW杯を優勝すること。物事にはすべて初めてのことがある」と話した。
