日本代表は12日、千葉県内でトレーニングを実施。ヘンクに所属する伊東純也が、ブラジル代表についての印象や意気込みを語った。
10日のキリンチャレンジカップ2025でパラグアイ代表に2-2のドローで終えた日本は、14日に“王国”ブラジルと対戦する。来年の2026年北中米ワールドカップ(W杯)の優勝候補であり、日本にとっても力試しの絶好の機会となる。
そのブラジルは10日の韓国代表戦で5-0の大勝。伊東は「ゴールだけ見ました。まだ試合を見ていないのでわからないですけど、韓国の自陣でのミスからのカウンターであったり、速いシンプルなカウンター、個の力で点を獲っているなと感じました」とブラジルの印象を語る。
同国との対戦は3年ぶり。当時もピッチに立っていた伊東は、「やっぱり攻め込まれる分、こちらもカウンターを素早くうまく使えれば、チャンスは作れるんじゃないかなと思います。前から奪えればそれが良いですけど、高い位置というよりも低い位置でうまく奪えば、裏にスペースがあるのでそういうところで人数かけて飛び出せればというのはあります」と攻撃のイメージを明かす。
「(3年前とは)まずシステムが違いますけど、前回は奪ったあともすぐハイプレスで奪われたり、ビビッてプレーしていた部分もあったので、ディフェンスするにしても奪ったボールをしっかり効果的に攻撃につなげたり、マイボールの時間を少し増やすとかそういう部分は必要かなと思います」
パラグアイ戦ではフル出場した伊東。ブラジル戦にも出場するとなれば、「モナコの選手とか出てくるかもしれない」とスタッド・ランス時代に対峙した経験のあるカイオ・エンリケとの右サイドでのマッチアップも予想する。「自分が知っている選手だったらやりやすいかなと思います。一対一では負けなかった印象があるので、そういうところだったらどんどん仕掛けたいですし、一対一で負けないところを見せられればと思います」
W杯まで1年を切った中で迎える強豪国との一戦。「強い相手とやれることは、W杯に向けて良いことだと思います。アジア相手のようにずっと攻めるというのは無理だと思います。W杯で起こり得るようなことが体験できる相手だと思うので、そういうところをうまく経験しながら、どこが悪かったかとかをやっていければ良いかなと思います」と本番をイメージしながら、準備を進めていく構えだ。

