日本代表は11日、千葉県内でトレーニングを実施。コペンハーゲンに所属する鈴木淳之介が、“王国”ブラジルとの一戦に胸を躍らせた。
10日に行われたキリンチャレンジカップ2025のパラグアイ代表戦で先発に抜擢され、代表2キャップ目を飾った22歳の鈴木。失点に絡む場面もあったものの、試合後には指揮官の森保一監督も「さらに良い選手になるなと期待を抱かしてくれるプレー」と称するなど、南米の強豪相手に奮闘した。
「失点のところは、いろいろな緩さがつながって失点したと思いますし、その中で負けなかったのは良かったかなと思います」と振り返る鈴木は、同試合の個人としてのプレーを回顧。「できなかったことは、やっぱり守備の対応、一発で飛び込んでしまうところ。後で見返して、『なんでやっちゃったんだろ』というところもありました。そういうところが自分の課題だと思いました。できたところは、裏へのパスや常に前を見ながらプレーできたのは良かったかなと思います」と整理した。
その上でもうワンランク上に行くためには「とにかくディフェンダーなので守備のところをもっとガツンと行けるところは行く」必要があると主張。「行けてたら(パラグアイ戦での)2失点目もなかったと思います。悔やまれる場面ではあるので、そういう細かいところを改善していきたいです」とパラグアイ戦での反省と共に改善を誓った。
そんな中で迎える14日のブラジル戦。出場すれば、自身にとっても絶好の力試しの場となる。自身も「本当いろいろなことをトライする絶好の相手だと思います。しっかり良い準備して勝ちたいなと思います」と意気込む。
その相手の印象については、「全員素晴らしい選手だと思いますし、それぞれ特長があると思います」と分析し、「誰が来ても良いように準備したいです」と強豪との一戦に備える。ブラジルは10日の韓国戦で5-0と圧倒。まだハイライトのみでの確認段階であるものの、「アイデア溢れるサッカーでこういうところまで見えてるのかという得点もありました。非常に楽しみな相手だなという印象です」と強豪との一戦を心待ちにした。

