日本代表は11日、千葉県内でトレーニングを実施。マインツに所属する日本代表の佐野海舟が、ブラジル戦への意気込みを語った。
所属クラブでも今季待望のブンデスリーガ初ゴールが生まれ、今月10日に行われたキリンチャレンジカップ2025のパラグアイ代表戦では、26分に小川航基の同点ゴールをアシストを記録。徐々に数字も残せるようになってきた佐野は、「数字で貢献できるにこしたことはないですけど、まずはチームとしてやるべきことをぶらさずに、その中で自分のやるべきことをしっかりして整理してやっていく必要があるなと思います」と冷静に語る。
縦への意識については「良くはなってきている」と手応えを明かす一方、「アメリカ戦の時のように後ろ向きなプレーが増えて、なかなか前につけられないという試合も全然ある。そういう時にどう良い方向に持っていくかの方が大事かなと思います」と課題も口にした。
そうした中で14日には“王国”ブラジル代表との一戦を迎える。世界屈指のタレントたちを擁するチームとの対戦に「すごく楽しみです。そういうところで自分が何を残せるかというのも楽しみです」と胸を躍らせる。「勇気を持ってプレーしないといけないと思いますし、その前向きなプレーが必ずチームの攻撃のプラスになると思うので、そこはしっかり出せるようにやっていきたい」とチャレンジングにプレーする構えだ。
ブラジルは10日、エステヴァン・ウィリアン、ロドリゴに2発ずつ生まれるなど、韓国との国際親善試合で5-0で大勝。そのブラジルについては「まだハイライトしか見ていない」と明かすも、「やっぱり一人一人のレベルがすごく高い」と語る。そんな相手との一戦へ「チームとして自分たちは、守りの部分で今回出た課題を修正してやっていかないといけないなと思います」と高い火力を誇る相手に守備面での改善を試みる。
パラグアイ戦でも球際の強さを見せるなど、守備面での高い貢献度を見せた佐野。本大会でも優勝候補筆頭の強豪国相手にどこまでやれるか注目だ。

