鹿島アントラーズの鬼木達監督が、ガンバ大阪戦でのドローに悔しさを滲ませた。
鹿島は5日、明治安田J1リーグ第33節でG大阪とホームで対戦。リーグで首位に立つ中、勝利すれば2位との勝ち点差を「7」に拡大できるチャンスとなったが、相手の守備時に5バックを敷く対策に苦戦。終盤にはPKを獲得するも、18歳の徳田誉のシュートはGK一森純に阻まれて、ゴールレスドローで勝ち点1を分け合う結果となった。
試合後、フラッシュインタビューに応じた鬼木監督は、「前半苦しい時間がありましたけど、ゼロで帰ってきたので、勝ち切らなくてはいけなかったゲームだと思います」と試合を振り返った。
また、G大阪の対策については、「そこのギャップは正直なくて、メンバーを見た時も予想もしていました。ただ、自分たちがあまりにも重かったかなと、いろいろな部分で少しコンパクトさに欠けた入りだったかなと思います」と自チームの課題を指摘した。
「このスタジアム全体で選手と一緒にサポーターが戦ってくれている中で、やっぱり勝ちたかったです。選手たちは非常に頑張ったので、やはりまだまだ自分の力不足。これを勝たせないといけなかった。そういうゲームだと思います」
試合後、終盤にPKを失敗した徳田が涙を流す場面も。これに対して指揮官は、「まだ(声を)かけていないですけど、それも含めて自分の責任だと思っています。まだ若い彼に、期待ももちろんありますけど、そういうところも含めて自分がもっともっとマネジメントしなくてはいけない。そういうところだと思います。これ機にしっかりと自分たち、チーム全員で奮起していきたいと思います」と優勝に向けて意気込んだ。

