南アフリカ代表がまさかの事態で2026年の北中米ワールドカップ(W杯)出場が危ぶまれる状況に陥った。
国際サッカー連盟(FIFA)は29日、W杯アフリカ予選を戦う南アフリカに対する制裁を発表。南アフリカは今年3月に行われたレソト代表戦にて、累積警告で出場停止だったはずのMFテボホ・モコエナを起用したため、1万スイスフラン(約190万円)の罰金を処すとともに、この試合を没収試合(レソトの3-0勝利扱いに)とした。
これを受けて、南アフリカが入るグループCの順位が変動。南アフリカは2位に転落し、同勝ち点ながら得失点差で上回るベナン代表が代わって首位に浮上したほか、勝ち点11で3位のナイジェリア代表や、4位のルワンダ代表にも逆転でW杯出場の可能性が高まっている。
アフリカ予選は各組首位がW杯にストレートイン。2位は各組の成績上位4カ国が大陸間プレーオフに勝ち進み、アフリカ予選は残り2節となっている。そんなアフリカ予選では9つのグループのうち、モロッコ代表とチュニジア代表のW杯出場が決定済みだ。
南アフリカは来月のインターナショナルマッチウィークで残り2試合のW杯アフリカ予選に臨み、10日にジンバブエ代表とアウェイで対戦。続く14日にルワンダ代表をホームに迎え撃つ。


