明治安田J1リーグ第29節の1試合が13日にデンカビッグスワンスタジアムで行われ、最下位のアルビレックス新潟と13位の清水エスパルスが対戦した。
10試合ぶりの勝利を目指して代表ウィーク明けの再開戦をホームで迎えた新潟は開始2分に高い位置でのボール奪取から長谷川元希がフィニッシュに持ち込むなどしたが、先に試合を動かしたのは主将の北川航也が出場停止で欠場の清水。16分、左に抜け出した乾が中に持ち込むと、縦に追い越す動きで反応した山原怜音がゴール前に折り返す。高橋利樹がワンタッチシュートで2戦連発となるゴールを決め、清水が先制した。
その清水は30分にも相手ゴールに迫り、右CKの跳ね返りから山原が思い切りよく右足ダイレクトで蹴り込むが、惜しくもゴール右。対する新潟は45+3分に左からのクロスにボックス内のマテウス・モラエスが左足バイシクルで合わせるシーンもあったが、枠に飛ばせず。清水が1点リードでハーフタイムに入る。
追いかける新潟は56分から57分にかけて、数的優位となるカウンターチャンスが巡れば、ブーダのフィニッシュシーンがあったりと前がかるが、仕留め切れず。すると、清水は62分の左CKからファーの蓮川壮大が折り返すと、ニアの高橋がこの日2ゴール目。かと思われたが、VARの末にオフサイドで幻となる。
そこから拮抗した展開になり、両チームともに交代で打開を図ろうとするなか、新潟も島村拓弥、奥村仁、植村洋斗、橋本健人、谷口海斗と次々にピッチへ。終盤に入り、深くに攻め入った新潟だが、清水が跳ね返し続け、1-0で勝利した。
この試合を落とすと残留争いもちらついた清水だが、残留圏を固める5試合ぶりの白星。一方、残留を期す新潟は3連敗&10戦未勝利となり、ラスト9試合に臨む形となった。

