横浜FCは25日、ジャパンツアー中のレアル・ソシエダを本拠地のニッパツ三ツ沢球技場で迎え撃ち、1-2で敗戦。主役の久保建英は前半だけの出場だったが、積極的にボールを呼び込み、ソシエダ攻撃陣をリードするなど、別格の存在感を解き放った。
そんな久保と育成年代から切磋琢磨し、かつての横浜F・マリノスでチームメイトだったのが山田康太。山田は後半途中からの出場となり、ピッチで久保と並び立つ時間こそ叶わなかったが、試合後にユニフォーム交換するなど、2人の関係性を改めて再認識させるひと幕もあった。
「いい刺激になった。またタケと会って『もっとやらなきゃな』というか、自分なりに練習からモチベーションを上げて、『もっともっと上を目指してやりたいな』と思った」
ガンバ大阪時代の昨季に続いて2年連続となる盟友との再会をそう振り返った山田はまた、「試合前は『出ないの?』と言われたり、あとは『タケ、移籍するの?』とか…(笑) (移籍するかどうかは)わかんないです(笑) でも、大した話はしていない」と一部の会話内容も明かしている。
世界を舞台に活躍する久保との再会に刺激を受けた山田だが、所属する横浜FCは明治安田J1リーグで19位に沈み、残留に黄色信号。ついには監督も交代し、コーチから昇格した三浦文丈新監督にとってこのソシエダ戦が初陣だった。
今後の横浜FCでも中心としての活躍が期待される山田は「まだ触りの部分というか、文さんのやりたいサッカーを理解し切れているかと言われたら、正直に言って、まだまだ。でも、試合もやってくるので、どうにか残留争いから抜け出せるよう頑張っていきたい」と決意を新たにしている。



