ポルトガルサッカー連盟(FPF)は3日、リヴァプールに所属するポルトガル代表のディオゴ・ジョタが、交通事故により亡くなったことを発表した。28歳だった。
スペイン『マルカ』や『アス』などが伝えるところによると、3日の午前0時30分ごろ、ジョタはポルトガル2部リーグのペナフィエルに所属する弟のアンドレ・シルバとスペインのサモラ近郊を車で走行中に交通事故に。二人が乗っていた車は、道路から外れて火災を起こして亡くなった模様。通報した目撃者によれば、車は炎に包まれ、近くの植生にも燃え広がっていたという。また、複数の情報筋によれば、タイヤに1つが破裂し、路上から外れて炎上した可能性があるという。
FPFはXを通じて、以下のように発表し、追悼の意を表している。
「ポルトガルサッカー連盟とポルトガルサッカー界全体が、今朝スペインでディオゴ・ジョッタとその弟アンドレ・シルバが亡くなったことを深く悲しんでいます」
「ディオゴ・ジョッタは、素晴らしい選手というだけでなく、代表で約50キャップを獲得し、すべてのチームメイトや対戦相手から尊敬され、コミュニティにとって頼りになる存在だった」
「ポルトガルサッカー連盟は、ディオゴ・シルバ選手とアンドレ・シルバ選手のご家族とご友人の皆様、そして両選手がそれぞれプレーしていたリヴァプールとペナフィエルに心からお悔やみ申し上げます」
「我々は二人のチャンピオンを失った。ディオゴとアンドレ・シルバの死は、ポルトガルサッカー界にとって計り知れない損失だ。我々は彼らの偉業を称えるために、日々全力を尽くします」
ジョタは母国のパソス・デ・フェレイラでプロキャリアをスタート。2020年9月にウォルヴァーハンプトンからリヴァプールに加入すると、これまで公式戦182試合65ゴール26アシストを記録。今季は公式戦37試合9ゴールを記録し、プレミアリーグ制覇に貢献していた。なお、ポルトガル代表としても49試合に出場し、14ゴールを記録。6月のUEFAネーションズリーグでは優勝の力となった。
『マルカ』によれば、ジョタは6月22日に婚約者と結婚式を開いたばかりだった。


