日本代表FW中村敬斗が15日、自身初となるフォトブック『Natural ナチュラル』(双葉社)の出版記念イベントを開催した。
今や日本代表の常連と化す中村。今季のスタッド・ランスで昇降格プレーオフの末に来季のリーグ・ドゥ降格に直面したが、個人に目を向ければ、リーグ・アンで日本人選手初の二桁ゴールを成し遂げる11得点をマークするなど、飛躍のシーズンを過ごした。
24歳アタッカーはイベントのトークショーで日本代表としての1年を振り返り、「最終予選がこの1年で始まって、個人として出る試合があれば、出ないときもあったけど、ワールドカップ(W杯)出場が決まって心の底から嬉しかったです」と述べる。
ただ、「個人としてもうちょっと結果を出したかった」と続け、「次の1年間で生き残って(メンバーに)選ばれるように頑張りたいです」とこれから激化するサバイバルレースを勝ち抜いての本大会行きを目指した。
そこで大事になる来季に向けては所属先の2部降格で去就も注目され、「どこのチームでプレーするかわからないけど、行ったというか、いるチームでベストを尽くして来季も二桁ゴールを取りたいと思います」と話している。
また、イベント後の取材ではW杯への思いを口に。出場するのは「小さい頃からの夢の1つ」とし、こう続けた。
「日本を背負ってW杯でプレーをするっていうのはもうみんなと言ってもいいぐらいサッカーをやっている子供の夢。それがこうして掴めそうなところまできているので、何が何でもこの1年を生き残ってW杯の舞台に立つ、という強い思いがあります」


