日本代表MF遠藤航は来季もリヴァプールでさらにタイトルを積み上げたいと考えるようだ。
今季のプレミアリーグで2019-20シーズン以来の優勝を成し遂げたリヴァプール。在籍2年目の遠藤航もアルネ・スロット新監督のもとでライアン・フラーフェンベルフの序列が高まるなか、本職のボランチのみならず、右サイドバックにセンターバックと状況に応じて様々な役割をこなしながらチームに尽くした。だが、最後までクローザー役が続き、公式戦の先発数は7試合のみに。出場は32試合を数えたが、総プレータイムは865分にとどまった。
そんな今季が終わり、去就がまた注目される32歳だが、腹は決まっているようだ。『Lemino Football』の独占インタビューで対談した浦和レッズ時代の戦友である元日本代表MFの柏木陽介氏から「来シーズンに向けてはスタメンとして優勝する姿を見たい」と願望を投げかけられると、「これでもまだもう1回、またリヴァプールにいれるわけなので…」と返し、先を見据える。
「さらに次はチャンピオンズリーグを獲りたいとか、プレミアリーグでもう1回優勝したいとか、他のカップ戦を含めて、2冠、3冠、4冠したいとかっていう目標だったり、そういうのは絶えないので、またそういう状況にいられること自体はすごく幸せだなと思います」
また、話は自身がキャプテンを務める代表にもおよび、柏木氏からずばり「過去最強の日本代表と言われているが、そう呼ばれることに対してどう感じている?」と問いただされると、「自分たちもそう思っている選手も多いと思います」と返答し、その理由を続けた。
「要はそれだけ自信を持って戦えているということ。それはいい意味で、調子に乗っているとかではなくて。みんな、ヨーロッパに出てW杯に出たいとか、優勝したいという思いを持って日々戦っているわけで、そのなかでチームで結果を出して代表に来て、代表で結果を残すというところのいいルーティンを作っていきながら、切磋琢磨してここまでやってこれていると思います」
「その積み上げをあと1年のなかで、代表活動のなかでもそうだし、それぞれの所属チームでちょっとでも成長して、W杯に挑む。メンバーはまだ誰も保証されていないわけなので、まずはメンバーにいるところから始まって、そのために逆算してどういうふうに準備をしていくところになっているのかなと思います」


