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「最後の方は自分の形ができたかな」 遠藤航が今季のリヴァプールで徹したクローザー役…そこに秘めた思いとは?

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リヴァプールの日本代表MF遠藤航が『Lemino Football』の独占インタビューに応じた。

浦和レッズ時代に共闘した元日本代表MFの柏木陽介氏がイギリスまで赴いてインタビューの聞き手に。「どういう気持ちでインタビューすればいいかわからない。今まで普通に喋ってきたので、ちょっとこうなると恥ずかしい部分がありますけども…」とした上で、ひと回りもふた回りも大きくなった遠藤から言葉を引き出した。

前編では所属先のリヴァプールがメインテーマとなり、今季はユルゲン・クロップ監督から新たにアルネ・スロット監督に率いられ、5季ぶりにプレミアリーグを制覇。日本人選手史上5人目のプレミア制覇を経験した遠藤はまずその心境を明かす。

「まずは優勝を決められて素直に嬉しかったし、ピッチに立てたのが一番嬉しかったですね。ピッチに立って優勝の瞬間を味わいたいなというのはなんとなく思っていたので、最後にピッチに立ってみんなと優勝の瞬間を味わえたのはすごく嬉しかったです」

リヴァプール2年目の個人に目を向ければ、今季はプレミア残り1試合でここまで公式戦31試合に出場しているが、大半が途中から。いわゆる試合を終わらせる立ち回りがほとんどだったが、“チームのために”や“勝利のために”を胸に自身の役割に徹した。

「出場機会はなかなかなかったけど、とにかく残り5分でも10分でも出たら自分の良さを出してチームに貢献したいという思いはあったんで、それはもうタイトルを取りたいからこそ、そういう意識でずっとシーズン通して戦えました」

「やっぱり長いシーズン戦うと、普段から出てる選手だけじゃなくて、ベンチから出る選手が結果を残す、残さないって、タイトル争いに関して言えばすごく大事になってくると思います」

「最終的にはそうやってクローザーって言われるようになったけど、自分が残り15分でもしっかり結果を残すとか、そういう高いパフォーマンスを維持するとか、チームのために、チームの勝利のためにやりたいという思いで1シーズンを戦ったっていう感じですね」

とはいえ、クローザー役は準備の仕方が「やっぱり一番難しかった」と吐露。「チャンスが来たら結果を残さなきゃいけない」思いとの葛藤もあったが、「最後の方は自分の形ができたかな」と手応えを掴み、良いイメージで試合に入るのを心がけ続けたという。

柏木氏から「プラスの1年だったのかな」と語りかけられると、遠藤も「間違いなくプラスではあったと思います」と同調。「それぞれ与えられた立場でしっかりパフォーマンスを最大限発揮するというのは重要なので、学べた1年ではあったと思います」と続けた。

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