上田綺世が所属するフェイエノールトは23日、ヘーレンフェーンを指揮するロビン・ファン・ペルシ監督の就任を発表した。契約期間は2027年夏まで。24日に新体制が始動することも併せて伝えている。
今季はブライアン・プリスケ前監督の下、チャンピオンズリーグ（CL）リーグフェーズを19位で終えるなど欧州の舞台では結果を残していたフェイエノールト。しかしエールディヴィジでの低迷が続き、CL決勝トーナメント進出プレーオフ直前に指揮官解任を決断した。その後はパスカル・ボスハールト暫定指揮官体制でラウンド16進出を決めたものの、正式な監督は決まっていなかった。現在、リーグ戦では勝ち点43で3位。首位のアヤックスは勝ち点差「11」となっている。
古巣フェイエノールトへの帰還が決まったファン・ペルシ監督は、クラブを通じて以下のようにコメントしている。
「誇りに思うし、光栄に思う」
「フェイエノールトと私の絆がいかに特別なものであるかは誰もが知っている。強力なスタッフと共に働き、成功を収めることを本当に楽しみにしている」
フェイエノールトの育成組織出身であるファン・ペルシ監督。2004年にはアーセナルへと加入して公式戦278試合132ゴールを記録すると、2012年に移籍したマンチェスター・ユナイテッドではプレミアリーグ制覇にも大きく貢献した。その後はフェネルバフチェを経て、2018年に古巣フェイエノールトへと復帰。同クラブでは通算122試合出場46ゴールを奪い、2019年にスパイクを脱いだ。
現役引退後は指導者の道へと進み、フェイエノールトのアンダーカテゴリーの指揮官を経験した後、今季からはヘーレンフェーンの監督に就任。公式戦26試合で9勝6分け11敗、エールディヴィジでは9位につけていた。