川崎フロンターレは11日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)リーグステージ第7節で浦項スティーラース(韓国)とのアウェイ戦に臨んだ。
最多4度のJ1リーグ制覇を含む計7つの主要タイトルを獲得した鬼木達前監督体制でACLE第6節までを戦い、4勝2敗の勝ち点12で4位につけている川崎F。長谷部茂利新監督初陣となるこの一戦で勝利すれば、リーグステージ突破となる中、5位の浦項(勝ち点9)の本拠地に乗り込んだ。
新シーズン初戦、川崎Fは[4-2-3-1]を採用。GK山口瑠伊を起用し、最終ラインには右から佐々木旭、高井幸大、丸山祐市、三浦颯太。ダブルボランチは橘田健人と山本悠樹、二列目には新戦力の伊藤達哉のほか、脇坂泰斗、マルシーニョを並べて、1トップには山田新が入った。
日本勢とのホーム戦ではこれまで8戦無敗という強さを見せている浦項に対して、序盤からボール保持こそ許すものの、コンパクトな守備で対応する。
互いに目立ったチャンスを作れない中、川崎Fは19分に丸山のロングボールに反応したマルシーニョがボックス左深い位置で相手の股を抜き、中央に切れ込んでクロス。山田が飛び込んだが、ここはわずかに合わなかった。
両チーム合わせて最初のシュートは35分の川崎F。脇坂のパスを敵陣中央左サイドで受けたマルシーニョがドリブルで持ち込んでペナルティアーク左からカットインシュート。しかし、ボールはゴール右外に外れた。
それでもその3分後、長谷部新体制初ゴールが生まれる。右サイドから持ち上がった佐々木の縦パスから山本を経由して、山田が右サイドに展開。ボックス右浅い位置から伊藤がゴール前に正確なクロスを送り、山田が頭で押し込んだ。
先制に成功した川崎Fに前半終盤さらなる追い風が。43分、右サイドのタッチライン際で山田がキープをしてボールがラインを割ると、ジョナサン・アスプロポタミティスがかがんだ山田の腹部に右ヒザを入れる。このプレーに対してこの日2枚目のイエローカードが提示され、川崎Fは数的優位になる。
1点リードで試合を折り返した川崎Fは後半からイエローカードを1枚もらっていた橘田健人に代えて河原創を投入。しかし、攻勢を強める浦項に対して押し込まれる時間帯が続く。65分には左サイドの突破を許し、最後はボックス手前からオベルダンにミドルシュートを放たれたが、わずかにゴールの上を外れて難を逃れた。
嫌な時間帯を抜け出した川崎Fは71分に待望の追加点。敵陣右サイド深い位置で佐々木が相手からボールを奪うと、ボックス内にグラウンダーのパスを送る。山田のポストプレーから脇坂がゴール左に蹴り込んだ。
さらに75分、ボックス内でボールを収めたマルシーニョからパスを受けた山本がボックス左外から右足クロス。ニアサイドに走り込んだ河原が右足で触り、ゴールネットを揺らした。
立て続けにゴールを決めてリードを3点に広げた川崎Fは、山内日向汰やパトリッキ・ヴェロンを投入するなど、交代カードを切りながら浦項を押し込み続けると、89分には途中出場のエリソンが決めてトドメ。4-0で勝利した川崎Fが長谷部新監督初戦を白星で飾り、リーグステージ突破を決めた。



