J1ファジアーノ岡山は15日、レノファ山口FCへ期限付き移籍していたMF輪笠祐士が同クラブに完全移籍すると発表した。
FC東京U-18から日本体育大に進学し、福島ユナイテッドFC、ブラウブリッツ秋田で活躍。2022年に岡山に移籍し、昨季のJ1昇格にも貢献した。
輪笠は岡山のクラブ公式サイトを通じてコメントを発表した。
「まずはJ1残留おめでとうございます!山口に行ってからも毎試合観させていただき刺激をもらっていました!J1に定着し、もっと高みを目指していけるようこれからもかげながら応援しています!岡山への思いは夏に出るときに出させていただいたコメントのとおりです」
「素晴らしい仲間たちと過ごしたかけがえのない3年間を今後の糧とします!山口に行ってからも試合を観に来てくださる方、メッセージをくださる方が多くいることに感謝していますし、力をもらっています!引き続き少しでも気にしていただけたら嬉しいです!ありがとうございました!」
なお、完全移籍となった山口は今季J3降格。同クラブでリーグ戦12試合に出場した輪笠が想いを語った。
「このたび、ファジアーノ岡山より完全移籍で加入させていただくことになりました。まずは、夏の途中加入にも関わらず温かく迎えていただき、認めていただいたこと、本当に感謝しています。ありがとうございました。夏の移籍を考えていた中で、どのチームよりも早く、ウインドーが開く前から声をかけていただき、『残留のために力を貸してほしい』とオファーをいただきました。その気持ちに応えたい一心で日々を全力で取り組んできました」
「チームとしても個人としても上向きだったタイミングで負傷してしまい、本当に悔しく、不甲斐ない思いです。それでも、練習や試合を通して感じたことを伝え、発破をかけ、自分にできる形でチームの力になりたい、このチームを必ずJ2に残すんだという強い想いで努めてきました。しかし結果はJ3降格。申し訳ない気持ちでいっぱいです」
「そんな中でも、チームからはピッチ内外で評価していただき、熱いオファーをいただきました。これまで積み上げてきたキャリア、家族、環境、土地、カテゴリー、年齢等、様々なことを考え、もちろん悩みました。それでも、今シーズンJ2残留という使命を果たすことができず不完全燃焼に終わった今、必ず一年でJ2に戻るという強い覚悟を持ったチームから、『もう一度力を貸してほしい』と声をかけていただいたことは、正直ワクワクもしました。簡単な道のりではないことも理解していますが、J3優勝・J2昇格、J1昇格を経験した自分だからこそ還元できるものがあると信じ、J2の舞台へ再び戻れるよう全力を尽くします」
「たくさん悩んだからこそ覚悟を持って挑みます。今シーズンは、レノファ山口FCに関わるすべての皆さまにとって苦しいシーズンだったと思います。それでも、最終節まで熱い応援を届けてくださったこと、本当に感謝しています。シーズン終盤に巻き返せたことは間違いなく、負けた試合のあと、勝ち切れなかった試合のあと、悔しい中でも厳しい声と共に前向きな声をかけ続けてくださった皆さまのおかげです。降格が決まったときも(その段階では来シーズンのチームが決まっていたわけではありませんでしたが)前向きな言葉を多くいただき、その声に応えたいという思いが強くなりました」
「来シーズンは、皆さまの喜ぶ景色をたくさん見たいと思っていますし、皆さまと共に多くの試合で喜びを分かち合いたいと思っています。壁にぶつかることもあると思いますが、どんなときも共に戦ってください。よろしくお願いします!!」
