明治安田J2昇格プレーオフ決勝のFC大阪vsテゲバジャーロ宮崎が14日に開催され、4-0で勝利した宮崎が昇格を決めた。試合後、宮崎の大熊裕司監督が昇格の喜びを語った。
今季J3の3位からPO準決勝で金沢を下したFC大阪と、同4位から準決勝で鹿児島を退けた宮崎が昇格を懸けて激突。29分に相手OGで先制した宮崎は、42分に吉澤柊が見事なロングシュートを叩きこんで2点目。後半にも武颯と松本ケン・チザンガが加点し、4-0の快勝でJ2初昇格を決めた。
試合後、大熊監督は「素直に嬉しいです」と率直な感想を語り、試合前に選手たちに話したこととして、「思い切りのいいシュートだったり、普段どおりトレーニングしているものが出せた。普段どおりアウェーでもやることをやって勝って帰ろうと話していました」と明かした。
そして、「サポーターの皆様が我慢強く応援してくれた成果。選手たちの日頃の努力の積み上げの成果だと思います」とサポーターへの感謝と選手を称賛し、「まだまだこれからのチームですが、エネルギーにあふれたチーム。もっともっと宮崎が日本の中で頑張れるようにしていきたい。(来季は)厳しいリーグになると思いますが、しっかりと準備して、いい試合をサポーターに見せたいです」と来季以降への抱負を語った。
1965年創設の門川クラブが前身となったチームの宮崎は、2015年にクラブ名を現在のテゲバジャーロ宮崎に変更。2018年にJFL入りすると、2020年の昇格からJ3で5シーズンを過ごし、悲願のJ2昇格を果たした。

