明治安田J1リーグ最終節の柏レイソル対FC町田ゼルビアが6日に三協フロンテア柏スタジアムで開催された。
最終節を前に首位の鹿島アントラーズと勝ち点1差の2位で逆転優勝の可能性を残す柏が、6位の町田をホームに迎えた。
得失点差で鹿島に1ポイント不利な状況のため、14年ぶり2度目となる優勝のために是が非でも勝利したい柏だが、19分に決定機を演出したのは町田。CKからファーに流れたボールをボックス左の相馬 勇紀がダイレクトボレー。左足の強烈なシュートがゴール右を捉えたが、GK小島亨介がビッグセーブで失点を阻止した。
ハーフタイムにかけては柏が反撃。36分には、敵陣でのボール奪取から瀬川祐輔からパスを受けた細谷真大がボックス内でシュートに持ち込む。これを前に出てきたGK谷晃生にセーブされると、こぼれ球を瀬川が詰めにかかるが、ここも町田守護神の壁を崩せない。
迎えた後半、攻める柏は63分に均衡を崩す。中盤で中川敦瑛が力強くボールを前に運ぶと、ボックス右でパスを受けた瀬川がクロス。これを正面で対応した岡村大八のOGを誘い、柏が先制した。
その後、柏はこのゴールを決勝点として1-0で勝利。しかし、首位の鹿島が横浜F・マリノスに勝利したため、逆転優勝とはならず、今季2位でのフィニッシュが決まった。



