サンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督が退任セレモニーで関係者への感謝を語った。
広島は6日に行われた明治安田J1リーグ最終節で湘南ベルマーレに2-1で勝利し、4位でフィニッシュ。試合後にはセレモニーが実施され、今季限りで退任するスキッベ監督がスピーチした。
2022年から指揮し、チームを2度のルヴァンカップ制覇などに導いたスキッベ監督は冒頭、「明日、明後日の2日は休みです(笑)」と口にし、「広島ではお城(広島城)の裏の方に4年間住んでいるのですが、選んだ理由は近くに夫婦が営む素晴らしいイタリアンレストランがあるから。そこで1年目、2年目にそこに通いすぎて太りました」と会場を笑いに誘って和ませた。そして、ジョーク交じりに「そして日本の審判の方々、自分とは違う意見を持つことがたくさんありました。難しい決断だったと思います、申し訳ありませんでした。でも、だいたいは自分が合っていた(笑)」と語った。
そして、終盤にかけては真剣な表情で、「広島というクラブに対して非常に感謝しています」と関係者への感謝を述べた。
「エディオンスタジアムや、このエディオンピースウイングがあり、広島市にも感謝しています。広島で4年間、本当に幸せでした。それは素晴らしい人々に囲まれて過ごせたからです。ファンやサポーターに大きな感謝をしています。ホームだけでなくアウェーでも素晴らしい声援でした。勇気づけられました」
「支えてくれたスタッフ、コーチ陣やメディカル、マネージャー、用具係の方々、事務の方々にも感謝します。今までもった中で一番のチームでした。勇気づけられましたし、チームを誇りに思います。シオ(塩谷司)とショー(佐々木翔)、二人のキャプテンにも特別に感謝しています」
「このチーム、ファンと共にサッカーをするのは本当に楽しかった。素晴らしい方々に囲まれて幸せでした。次の監督にも私にしてくれたのと同じように、サポートをお願いします。ありがとうございました」
なお、広島はこの後、10日のAFCチャンピオンズリーグ・エリート第6節で上海申花をホームに迎える。



