バルセロナ(ラ・リーガ)のスポーツダイレクターを務めるデコ氏が、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの復帰について言及した。
2021年にバルセロナを離れ、現在はMLSのインテル・マイアミで活躍するメッシ。今秋には本拠地カンプ・ノウをお忍びで訪問したことなどから、同クラブで公式戦778試合672ゴール303アシストを記録したレジェンドの復帰を求める声が再燃していたが、ジョアン・ラポルタ会長が「現実的ではない」と噂を否定した。
そんな中、ラジオ番組「Qué t'hi jugues」に出演したデコ氏は「レオ(メッシ)は生涯忘れられない影響を与える」と同選手への敬意を口にした上で、「現状は完全に憶測の域を出ない」とメッシ復帰説を一蹴した。『ムンド・デポルティーボ』が伝えた。
「レオが契約満了になってから、復帰は一度も検討したことがないから、それはあり得ないと思う。でも、レオはレオであり、まだ何か貢献できる可能性はある。彼は素晴らしい選手だが、それについて話すつもりはない」
38歳のメッシは今年10月に2028年まで契約を延長。期限付き移籍での加入についてもデコSDは否定した。
なお、デコSDは現在のバルセロナで背番号10を背負うFWラミン・ヤマルとメッシの比較についてもコメント。
「彼らは異なるステージにいて、異なる選手だ。物事に対する認識力において、二人とも他の選手より先を進んでいる。当時のレオは、平均年齢26から27歳という既に確立されたチームで育ったから、プレッシャーやスポットライトの必要性を感じることがなかった一方で、ラミンはバルサ再建中の異なる環境で育った」


