川崎フロンターレは23日、GK安藤駿介が今季限りで現役引退することを発表した。
現在35歳の安藤は、川崎Fのユースから2009年にトップチームに昇格。2011年のデビュー後、2013シーズンは期限付き移籍で湘南ベルマーレ入りしたが、そのほかのシーズンは川崎F一筋のキャリアを築いた。2014シーズン以降は控えGKの立場が続いていた中、今年2月のAFCチャンピオンズリーグエリートのセントラル・コースト戦で3191日ぶりの公式戦出場を果たしていた。
安藤は引退に際して、「コンディション面ではまだプレーを続ける選択肢もありましたが、フロンターレ以外でプレーする自分を想像することができず、契約満了を迎えるこのタイミングで引退することを決めました」と語り、関係者への感謝を綴った。
「アカデミー時代から数えると23年間、トップチームでは17年間、同じクラブでプレーできたことを心から誇りに思っています。17年間という時間は長く感じますが、必死に走り続けてきたからこそ、振り返ればあっという間でもありました」
「ここまでの道のりには本当にさまざまな出来事があり、とてもこの場だけでまとめられるものではありません。長い間プロとしてプレーを続けることができたのは、何より人と環境に恵まれたおかげです。クラブ関係者の皆様、一緒に戦ってきた仲間、そしてどんなときも支えてくださったファン・サポーターの皆様に、心より感謝いたします。あらためてお話しする機会があると思いますので、今日は簡単なご報告に留めさせていただきます」
「また、湘南ベルマーレに関わる皆様。2013年の1年間がなければ、ここまで長くプロ生活を送ることはなかったと思います。当時、チームに貢献することはできませんでしたが、自分にとって欠かすことのできない時間の一つです。本当にありがとうございました!
「最後になりますが、シーズンはまだ続いています。最後までケガなく、チーム一丸となって戦う姿勢に変わりはありません。残り2試合も、引き続き熱い応援をよろしくお願いいたします。23年間、本当にお世話になりました。ありがとうございました」

