Real Madrid v F.C. BarcelonaGetty Images Sport

クラシコでロナウジーニョを称賛、往年のレアル・マドリーファン「ヤマルには拍手を送らない」

元ブラジル代表ロナウジーニョ氏に拍手を送ったレアル・マドリー(ラ・リーガ)ファンの男性が、同選手について語った。

2005-2006シーズンのラ・リーガ第12節レアル・マドリー戦に出場したロナウジーニョ。この試合でフル出場したロナウジーニョ氏は、圧巻のパフォーマンスを披露。ドリブル突破からの得点を含む2得点で3-0の勝利に貢献した。

試合を決定づける3得点目を奪った後には、レアル・マドリーの一部ファンから拍手を受けた。レアル・マドリーのサポーターであるフアン・サンチェスと息子も拍手を送り、その光景はテレビカメラに映し出され、同試合を象徴する光景の一つとして語り継がれている。

サンチェスさんは『マルカ』のラジオ番組に出演し、「何も起こらなかった。重要なのは良いことに拍手を送ることであって、悪いことに拍手を送ることではない。いわば、我々はひどく打ちのめされていた。あのプレーは私が持っているシーズンチケットのゴール裏で起きた。サッカーを愛する我々は立ち上がって拍手するしかなかった。彼らは私と息子しか見ていなかったが、多くの人が拍手してくれた」と、当時を回想した。

この行為によって有名になった一方で、一部のレアル・マドリーファンから批判も受けたと語るサンチェスさん。「(批判は)特にスタジアムに残って私を非難するスローガンを叫んでいたウルトラス(熱狂的なファン)たちからだった。でも、私は気にしない。だって、いまでもベルナベウに通っているし、もう彼らは入れないんだから」とコメントした。

2005年にバロンドールを受賞したロナウジーニョ氏は、同シーズンに公式戦45試合26得点24アシストを記録し、UEFAチャンピオンズリーグ優勝やラ・リーガ制覇に貢献。その後2008年にバルセロナを退団し、2018年に現役を引退した。

サンチェスさんは改めてロナウジーニョ氏を称賛した上で、現在のバルセロナで背番号10を背負うFWラミン・ヤマルとの比較について「ロナウジーニョには拍手を送る。ただしラミン・ヤマルには拍手を送らない。彼は素晴らしいサッカー選手だが、気に入らない点もある。ロナウジーニョは楽しむためにピッチに立ったのです。彼のサッカーは人々を刺激した」と語った。

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