アーセナルのミケル・アルテタ監督がチームのためにAIツールを積極活用していることを明かした。
現在社会の中で仕事の業務や日常生活の利便性を高めるためにも普及しているAI(人工知能)ツール。スポーツやサッカー界でも取り入れているクラブが増えているが、プレミアリーグ首位を走るアーセナルの指揮官、ミケル・アルテタ監督もその一人のようだ。
アルテタ監督は『Amazon Prime』のドキュメンタリーの中で、パフォーマンス評価や改善点の特定についてAIを活用することについて、「AIは正しい使い方をし、正しい質問をすれば非常に強力なツールとなる」と語った。
「既に多くのことや、多くのプロセスに活用されている。チームだけでなく組織全体にも貢献している。AIは今後さらに進化し、私たちに有益な洞察や、それらの材料をもたらすだろう。私はその道の専門家ではないが、貴重なツールだと理解している」
また、元アーセナル女子チームの指揮官で現在シアトル・レインを率いるローラ・ハービー監督も最近、自身が『ChatGPT』を活用し、それが好成績につながったことを明かしている。
「『NWSL(ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ)』のチームに勝つにはどんなフォーメーションを使うべきか? との質問をしたら、リーグ全チームと採用すべきフォーメーションが出てきた。名前は伏せるけど、その中の2チームに関しては『5バックでプレーすべき』との回答だった。それで、そのとおりにした」
「コーチ陣にも『冗談抜きで、私はこれをやった』と明かした。彼らも『面白いね』と言ってくれた。そこからリサーチし、掘り下げて、どうプレーしていくかを考えた。気に入ったし、実際にうまくいって試合に勝つことができた。それがきっかけで5バックでプレーをしようと考えたし、より深く考えるようになった」



