レアル・マドリー(ラ・リーガ)のイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが、アンフィールドでブーイングを受けた。
今夏に下部組織を含めて活躍したリヴァプールを離れ、レアル・マドリーへ移籍したアーノルド。UEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズ第4節でアンフィールドに帰還すると、サポーターからブーイングを受けた。
レアル・マドリーのシャビ・アロンソ監督は「(反応は)予想通りだった。彼はプロフェッショナルで成熟している。その準備はできていたから、問題なかった」と、80分のアーノルド投入の理由を説明した。『ESPN』が伝えた。
「チャンピオンズリーグのアンフィールドの雰囲気は最高だ。我々はアレクサンダー=アーノルドのクオリティを必要としていた。サイドからの彼の脅威が必要だった」
なお、試合は1-0でリヴァプールが勝利。同クラブのアルネ・スロット監督は「トレントがピッチにいたときだけでなく、90分間を通してファンのみなさんの支えがあったと思う」と言葉を続けた。
「彼とはハグをしたよ。何を話したかは正確には覚えていないが、大したことはなかったと思う。彼に会うたびに、ハグをしたり、話をしたりする。選手としても人間としても、私にとって彼はとても特別な存在だからだ」
アンフィールドの近くにあるアーノルドを称える壁画には、「ネズミ」という言葉が何度も落書きされるなど、依然としてファンからの敵意を向けられている同選手。この落書きは試合前に撤去されたが、後半のウォーミングアップ中には一部のファンから罵詈雑言を浴びせられるなど、スタジアム内ではさらなる非難にさらされていた。




