北海道コンサドーレ札幌がJ1昇格を逃したことを受けて声明を発表した。
札幌は2日に行われた明治安田J2リーグ第35節でジェフユナイテッド千葉と対戦。敵地での一戦、先行された札幌は一時追いつくも、後半に4失点。終盤に1点を返したが、2-5で敗れた。
この結果、勝ち点46にとどまった札幌は、残り3試合で昇格プレーオフ出場圏内に届く可能性がなくなり、1年でのJ1復帰の可能性が消滅した。
試合後、今季途中から指揮を託された柴田慎吾監督は「申し訳ない気持ちでいっぱいです。アウェイにも関わらず2400名のサポーターが駆け付けてくれた中で、この点差と昇格の可能性がゼロになって申し訳ない」と謝罪。札幌も以下のように公式声明を発表した。
「本日行われました千葉戦の試合結果をもって、今シーズンのJ1昇格の可能性はなくなりました。1年でのJ1復帰を目指したシーズン。目標を成し遂げられず非常に悔しく思います」
「それでも、どんな状況であっても、勝利を目指して戦うことは変わりません。応援してくださるコンサドーレファミリーのため、深井一希のため、そして自分たちの未来のために」
「今シーズン残り3試合、札幌の誇りをかけて、全力で戦い抜きます。引き続き熱い声援をよろしくお願いいたします」
札幌は昨季のJ1リーグで19位となったことで9年ぶりにJ2へ降格。岩政大樹新監督の下で1年でのJ1復帰を目指していた中、開幕から4連敗を喫するなど成績が伸び悩んだことで、8月に同監督との契約解除に至った。その後、柴田慎吾現監督の下で上昇を目指したものの、残り3試合の時点でJ1復帰の可能性が消滅している。

