明治安田J1リーグ第34節のサンフレッチェ広島対FC東京が17日にエディオンピースウイング広島で開催された。
ここまで勝ち点58で5位につける広島と、同41で13位のFC東京が対戦。前半はホームの広島が主導権を握る。序盤にジャーメイン良がわずかに枠の左にはずれるミドルシュートでゴールに迫ると、ボール保持率を高めつつ中野就斗らのシュートで先制点を狙っていく。
一方のFC東京は、カウンターやセットプレーからゴールへの活路を見出そうとする。しかし、なかなか効果的な攻撃を見せることができず、前半は決定機を演出することができずに枠内シュート0本で終わった。
迎えた後半、広島は立ち上がりから攻撃の手を強める。49分に塩谷司がGKキム・スンギュのセーブを強いるミドルシュートを放つと、52分にはバイタルエリアからボックス内にドリブルで侵攻したトルガイ・アルスランが正面で枠内シュート。だが、ここもGKにセーブに阻まれる。
なかなかチャンスを活かせない広島に対し、FC東京はマルコス・ギリェルメと東慶悟に代えて野澤零温と小泉慶を投入。さらにFC東京の松橋力蔵監督は85分、Jリーグデビューとなる19歳の山口太陽を送り出す。
終盤にかけては再び広島が攻勢に出たが、FC東京も粘り強い守備対応を継続させたことで、そのまま0-0で終了。逆転優勝を狙う広島にとっては手痛いドローとなっている。





