明治安田J1リーグ第33節の浦和レッズ対ヴィッセル神戸が4日に埼玉スタジアム2002で開催された。
ここまで勝ち点49の浦和と、同60で2位につける神戸が激突。試合は序盤から白熱の攻防が繰り広げられる。浦和は21分、右サイドから金子拓郎がクロスを入れると、弾かれたボールを拾ったペナルティアーク付近の安居海渡がゴール右へコントロールシュート。だが、これは右ポストに弾かれて先制点とはならない。
一方の神戸は40分に好機を得る。右サイドから酒井高徳がクロスを入れると、対応した荻原拓也のハンドを誘ってPKを獲得。だが、キッカーの宮代大聖がゴール左に蹴ったPKをGK西川周作に横っ飛びでセーブされ、こちらも先制ならず。試合は0-0のまま折り返す。
守護神に救われた浦和は迎えた後半、立ち上がりに先手を取る。右サイド深くでFKを得ると、キッカーのマテウス・サヴィオが高めのボールを中央に供給。これをイサーク・キーセ・テリンが打点の高いヘッドで合わせると、シュートがGK前川黛也の手を弾いてネットを揺らした。イサーク・キーセ・テリンはこれがJリーグ初ゴールとなった。
終盤にかけて小松蓮、汰木康也、飯野七聖らを送り出してボール保持率を上げて前に出た神戸。86分にはゴールキックから一気にボックス右へ抜け出した汰木がニアサイドのゴール右に鋭いシュートを飛ばしたが、ここもGK西川のビッグセーブに阻まれる。
そして、浦和がそのまま1-0で逃げ切りに成功。7試合ぶりの痛恨の黒星を喫した神戸は、今節未消化で首位の鹿島アントラーズとの勝ち点差が「4」のままとなっている。

