明治安田J1リーグ第29節の鹿島アントラーズ対湘南ベルマーレが13日にメルカリスタジアムで開催された。
ここまで勝ち点52で4位の鹿島と、同25で18位の湘南が対戦。鹿島は立ち上がりの3分、右サイドからダイアゴナルに入ってきたチャヴリッチがエウベルのスルーパスで最終ライン裏へ。正面でシュートに持ち込んだが、前に出てきたGK吉田舜の好守を前に先制とはならない。
一方の湘南は28分、鈴木章斗のスルーパスで最終ライン裏に抜けた二田理央がボックス内に侵入。そのままシュートに持ち込むが、鹿島のGK早川友基も好セーブを見せ返し、得点を許さない。続く32分には、左サイドのクロスに頭で合わせた鈴木章斗がバー直撃のヘディングシュートを放ってゴールに迫った。
0-0で迎えた後半、序盤に試合を動かしたのは鹿島だった。48分、高い位置で樋口雄太が湘南GK吉田舜からパスを受けたDFゼ・ヒカルドにプレス。これでロストを誘うと、鈴木優磨、レオ・セアラとつないで、最後はチャヴリッチがシュートを沈め、先制点をもたらした。
これで勢いに乗った鹿島は続く55分に加点する。CKから流れたボールをボックス左角の濃野公人が拾うと、ゴール右上にコントロールシュートを流し込み、今季初ゴールで2点目を挙げた。
さらに、69分にはレオ・セアラがボックス右で仕掛けると、切り返しでDFをはずして最後は左足でシュートをねじ込み、今季16ゴール目をマーク。そのまま3-0で快勝した鹿島が2位に浮上した一方、18位の湘南は降格圏脱出とはならなかった。

