元フランス代表のジネディーヌ・ジダン氏の監督復帰が近づいているようだ。
現役時代はユヴェントスやレアル・マドリーで活躍し、フランス代表としても1998年の母国で開催されたFIFAワールドカップ優勝に貢献。監督しても才能を発揮し、2015年より率いたレアル・マドリーではUEFAチャンピオンズリーグ3連覇の偉業を成し遂げた。
2021年にレアル・マドリーの監督を退任して以降は、監督業に就いていなかったが、復帰の可能性が浮上。『as』は現在のフランス代表を率いるディディエ・デシャン監督が来夏のW杯後に退任することを踏まえた上で、後任はジダン氏でほぼ間違いないと伝えた。
また、フランス『レキップ』によれば、ジダン氏は監督就任に向けて既に準備を進めており、多くの試合を分析。2010年から2012年までフランス代表を率いたローラン・ブラン氏にも助言を求めているようだ。
レアル・マドリー退任後は、提示されたオファーをすべて断ってきたジダン氏。フランス代表を率いることを夢見て、長い間それを待ち続けてきた。また、現エースのFWキリアン・エンバぺも同監督の就任を心待ちにしていると報じられている。
一方、フランスサッカー連盟は依然として曖昧な態度を貫いており、連盟会長のフィリップ・ディアロ氏はジダン氏について「フランスサッカー界、そして世界のサッカー界の記念碑的存在だ。レアル・マドリードで素晴らしい仕事をした」と、最小限の発言に留めている。
