明治安田J1リーグ第27節の東京ヴェルディ対サンフレッチェ広島が23日に味の素スタジアムで開催された。
ここまで勝ち点31で14位の東京Vと、勝ち点46で6位の広島が対戦。試合は序盤の6分に広島が動かす。左CKにヴァレール・ジェルマンが頭で合わせると、ヘディングシュートが右ポストに直撃。跳ね返りを正面の中野就斗が詰めて先制点をもたらした。
リードした広島は34分にもチャンス。右から中野がクロスを入れると、正面で合わせたジェルマンがわずかに枠の左にはずれるヘディングシュートで追加点に迫った。一方の東京Vは前半アディショナルタイム、右からの折り返しに正面で合わせた齋藤功佑が決定的なシュート。しかし、荒木隼人にブロックされたボールがGK大迫敬介に弾かれ、同点弾とはならなかった。
迎えた後半、広島は62分にリードを広げる。中盤でボール奪取してショートカウンターに出ると、ジャーメイン良からのパスで一気にゴール前に抜け出した中村草太がGKと一対一に。そのままGKをかわした中村が冷静にシュートを決めきり、広島が2-0とした。
その後、東京Vもリスクを冒して前に出ていくが、広島は84分に新井直人が左サイドからゴール前に入れたFKがファーに流れてそのままゴールイン。広島が3-0で勝利し、前節のヴィッセル神戸戦の黒星を払拭する快勝を飾った。