スタッド・ランス Japan Tour 2025親善試合が三協フロンテア柏スタジアムで7月30日に行われ、J1柏レイソルとリーグ・ドゥのスタッド・ランスが対戦した。
ランスは、かつて柏に所属していた日本代表FW伊東純也、DF関根大輝(ひろき)がベンチスタート。中村敬斗はメンバー外となった。
ファーストシュートは前半2分に生まれた。相手陣地で細かくパスをつないだ柏は、MF小泉佳穂がシュートを放つも、相手ディフェンダーに阻まれた。
その後も、鋭いプレッシャーで、ランスの前進を許さなかった柏がすぐにボールを奪い返して、ボールを保持。ランスも個人の突破から局面を打開して柏ゴール前に侵入したが、シュートを打たせてもらえなかった。
ボールを保持する柏は前半12分に、MF小屋松知哉の仕掛けから、最後はボックス外左で待っていたMF中川敦瑛がミドルシュートを打つも、クロスバーの上に外れた。さらに同20分にはFW垣田裕暉がボックス内で右足を振り抜いたが、これは相手ゴールキーパーの正面だった。
FWウマル・ディアキテのポストプレーを起点に攻めるランスは、前半28分に左サイドのFWアイク・オラツィがシュートを放つも、ゴールの枠を捉えられなかった。
試合は柏がゲームを支配。すると前半44分に右サイドからのグラウンダークロスに反応した小屋松がヒールで合わせて、ゴール左側に流し込み先制した。
後半になると、伊東と関根が右サイドで出場。スタジアムは大歓声に包まれた。
同6分に柏は左サイドへのロングボールをDFジエゴへ送った。同選手は鋭いグラウンダークロスをゴール前に供給。これにMF瀬川祐輔が合わせて、追加点を奪取した。
その後も柏が攻勢を強め、立て続けにシュートを放つも、試合を決定づける3点目は奪えなかった。
すると、ランスは背番号14のFWレダ・カドラがゴール前に侵入し、ボックス内でファウルを獲得。同選手は後半74分に落ち着いてPKを沈め、ランスが1得点差に詰め寄った。
勢いを取り戻し、伊東のミドルシュートや突破、関根のオーバーラップからチャンスを演出したランスだったが、時間が足りなかった。
試合はそのまま2-1で柏が勝利した。


