明治安田J1リーグ第4節の横浜F・マリノス対湘南ベルマーレが1日に日産スタジアムで開催された。
開幕3試合で2分け1敗の横浜FMと、唯一の3連勝スタートを切った湘南による神奈川ダービー。試合は序盤、一進一退の攻防で進む。小野瀬康介を中心に3人目の動きやボックス奥を取る仕掛けで攻める湘南に対し、横浜FMも20分過ぎに松原健がボックス右手前から鋭いミドルシュートを放つなどで応戦する。
そんな中、38分に試合の均衡を崩したのは横浜FMだった。永戸勝也が蹴った右CKにニアサイドの植中朝日が頭で合わせる。ゴール前の根本凌に当たってコースが若干変わったボールがゴール左に吸い込まれ、横浜FMが先手を取った。
迎えた後半、湘南はハーフタイム明けに投入したU-20代表戦帰りの石井久継のゴールで追いつく。55分、右サイドの鈴木雄斗がゴール前に斜めのボールを入れると、DFキニョーネスが処理に失敗。ゴール前にこぼれたボールを平岡大陽がシュートに持ち込むと、GK朴一圭に弾かれたボールを最後は石井久継が詰めて、1-1とした。
終盤、両チーム共に勝ち点3を狙いにいった中、湘南は83分に相手クリアボールからボックス左手前のキム・ミンテがワントラップしてボレー。ゴール右に鋭いシュートを飛ばしたが、これはGK朴一圭のファインセーブに遭う。
結局、試合はそのまま1-1で終了。湘南が4連勝とはならずも開幕からの無敗を継続した一方、横浜FMはこれで開幕4戦未勝利となっている。

