京都サンガF.C.は23日、アウグスブルクからMF奥川雅也が完全移籍で加入することを発表した。メディカルチェックを経て、正式契約を締結するとのことだ。
現在28歳の奥川は京都のユースから2015年にトップチームデビュー。2015年6月にはザルツブルクに完全移籍した。オーストリア国内クラブやキールへのレンタル移籍を経験しつつ、2021年夏にビーレフェルトに完全移籍。その後、2023年夏にアウクスブルクに完全移籍したがトップチームで出場機会を増やせず、今季はセカンドチームで公式戦8試合に出場していた。
京都で当時と同じ背番号29を再び背負う奥川はクラブを通じて、「京都サンガF.C.のファン・サポーターの皆さん、10年ぶりに京都のピッチでプレーさせてもらうことになりました奥川雅也です」と挨拶し、抱負を語った。
「この10年間でどれだけ成長したのかを皆さんに見せることが僕の仕事だと思います。僕がヨーロッパにいる間もサンガの試合はよく見てましたし、素晴らしい選手がいる中で、自分が入ってどうやってフィットしていくのかなっていうのは自分としてもすごい楽しみな部分でもあるので、皆さんも僕がどれだけ成長したのかを楽しみにしてもらいたいです」
「また、自分は攻撃の選手なのでチームに得点をもたらしたいですし、京都サンガF.C.は歴史のあるチームなので、そのチームに僕が帰ってきてタイトルを取るっていうのが僕の今の目標でもあるので、それをファン・サポーターの皆さんと一緒に分かち合えたらいいなと思います」
京都は昨季の明治安田J1リーグで12勝11分け15敗の成績により14位フィニッシュ。ラファエル・エリアス、マルコ・トゥーリオ、原大智らを擁する攻撃陣の中に、生え抜きのアタッカーが10年ぶりに復帰して加わることになった。

