明治安田J1リーグでは28日、第32節の横浜F・マリノスvsFC東京が行われた。
天皇杯では準決勝に駒を進めた一方、国内リーグ戦前節のサンフレッチェ広島戦では2-6と大敗し、連敗中の横浜FM。3試合ぶり白星を目指し、広島戦からは先発メンバーを2人変更。山根陸と井上健太に代わり、喜田拓也とエウベルがスタメンに名を連ねた。
対して、前節の浦和レッズ戦を2-0で勝利し、連勝中の7位・FC東京。今季2度目の3連勝に向けて、小泉慶を下げて長友佑都を起用した。
ホームの横浜FMは、FC東京相手に直近8試合で6勝2分けと好相性。また、横浜FMのジョン・ハッチンソン監督とFC東京のピーター・クラモフスキー監督は、現在トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督の横浜FM指揮官時代にコーチを務めた経験を持つ。そんな指揮官同士の対戦は、早い時間に試合が動く。
横浜FMは5分、敵陣中央やや右で天野純、ヤン・マテウス、喜田を経由したパスワークからアンデルソン・ロペスがヤン・マテウスとのパス交換でゴール前右に侵攻。最後は右足でゴールネットを揺らし、見事なパスワークで均衡を破った。
早くも追いかける立場となったFC東京は攻勢を強める。14分、長友の横パスを高宇洋が右足で強烈なミドルシュート。これがゴール右を捉えるも、GKポープ・ウィリアムの好守に阻まれた。
それでもFC東京は19分、東慶悟にスルーパスに右サイドを抜け出した長友が中央にグラウンダーのクロス。荒木遼太郎が触ったボールがファーサイドに流れると、俵積田晃太がシュートを放つも、ここは畠中槙之輔のシュートブロックに遭う。それでもこぼれ球に反応したのは岡哲平。右足で合わせたシュートは、ゴール前の密集地帯をかいくぐりゴールに突き刺さった。
振り出しに戻った試合は、時間の経過とともに球際の激しさが増す。そんな中、古巣対決のスピードスターが横浜FMに牙をむく。36分、FC東京のカウンターの場面、ディエゴ・オリヴェイラからパスを受けた仲川輝人がボックス右浅い位置から左足を振り抜く。しかし、インサイド回転のかかったシュートはわずかにゴール左外へと外れた。
後半に入ると、追いつかれた横浜FMが攻勢を強める。53分にはCKのこぼれ球を永戸勝也が右足ボレー、55分にはヤン・マテウスがボックス右から左足でボレー気味のシュートを放つが、どちらも枠を捉えきれない。
すると60分、FC東京が逆転に成功する。自陣でのボール奪取からカウンターを発動。荒木がボールを奪うと、東慶悟、高、D・オリヴェイラとつなぎ、荒木がダイレクトで相手最終ラインの背後へ。抜け出した俵積田がボックス内に持ち込み、最後はGKポープ・ウィリアムの股を抜くフィニッシュでゴールに流し込んだ。
逆転を許した横浜FMは64分に植中朝日、76分に井上健太を投入して攻撃の糸口を探る。すると82分にはヤン・マテウスの横パスをボックス右手前に走り込んだ植中が合わせるも、ボックス内の木本恭生の身体を張った守備に防がれる。
これを凌いだFC東京が試合を決定づける。89分、相手のパスを途中出場の中村帆高がカットし、右サイドを持ち上がる。ボックス右外にパスを送り、野澤零温のクロスを最後は仲川が押し込んだ。
仲川の古巣への恩返し弾でスコアを3-1としたFC東京は最後まで横浜FMに反撃を許さず。FC東京が今季2度目の3連勝を飾った。一方の横浜FMは3連敗を喫している。





