明治安田J1リーグ第27節の名古屋グランパスvsサンフレッチェ広島が、17日に豊田スタジアムで行われた。
10勝4分12敗の勝ち点34で12位の名古屋が、12勝10分4敗の勝ち点46で3位に位置する広島とホームで対戦。名古屋は前節、パトリックの3試合連続ゴールで東京ヴェルディに勝利し11試合ぶりとなるクリーンシートで勝利を果たした。
対する広島は前節、FWトルガイ・アルスランの2ゴールでセレッソ大阪に勝利。国内3冠の可能性を残しており、リーグ戦では4連勝と好調を見せている。前節から先発メンバーに変更はなく、3年ぶりに復帰した川辺駿をはじめ、今季3ゴール4アシストと好調の満田誠らが先発した。
試合は開始10分、名古屋がゴールに迫る。ペナルティーエリア右に進入した椎橋慧也がゴール前にクロスを送り、山岸祐也がダイレクトボレーを放つがDFに当たりゴール左に外れた。
対する広島もその2分後にチャンスを迎える。左CKを荒木隼人がワントラップから左足でクロスバー直撃のシュートを放ち、名古屋ゴールへ迫った。
広島はさらに34分、川辺がディフェンスライン裏に抜け出してゴール左にシュートを放つ。しかし、これを名古屋GKランゲラックが素早い反応で右手を伸ばし、ゴールを許さない。
スコアレスで迎えた後半開始早々、ついに試合が動く。48分、ボックス左から中野就斗のクロスに荒木が左足でシュート。これが相手DFに当たってゴールに吸い込まれ、アウェイの広島が先制に成功する。
さらに攻撃の手を緩めない広島は55分、再び中野が右サイドからグラウンダーのクロス。これをゴール前で加藤陸次樹が合わせて、リードを2点に広げた。
反撃を狙う名古屋は88分、後半から途中出場のキャスパー・ユンカーが1点を返す。ボックス右から稲垣祥がクロスを送るとヘディングシュートを叩き込んだ。
しかし、1点差に詰め寄られた広島が逃げ切ってリーグ戦5連勝。対する名古屋はホームで連勝を飾ることができず、直近3戦4ゴール中のパトリックも連続ゴールが途絶える結果となった。
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