田中隼磨氏が松本山雅FCと当時の同クラブ代表取締役社長を提訴することを明かした。
現役時代、横浜F・マリノスでデビューした田中氏は、東京ヴェルディ、名古屋グランパスを経て、2014年から現役を退く2022年まで地元の松本山雅で故・松田直樹氏が着用していた背番号「3」を背負いプレー。クラブ初のJ1リーグ昇格にも貢献した。
引退後の2023年からは松本山雅のエグゼクティブアドバイザーに就任していたが、同シーズン終了後に辞任。するとファン・サポーターから「なぜ山雅を辞めたのか、無責任なのではないか、戻ってきて欲しいなどたくさんの方々から問い合わせが来ている状況」を受け、翌年の4月3日には自身のインスタグラム(hayuma.tanaka_official)を更新し、前年のサポーターミーティングでクラブが説明した同氏の辞任理由が異なること、その訂正にも応じてくれなかったことを明かし、改めて辞任理由を説明していた。
そして今回、自身のインスタグラムを更新し、クラブと当時の代表取締役社長を提訴することを発表している。
「平素から多大なご支援、ご声援を賜り厚く御礼申し上げます」
「さて、私、田中隼磨は、昨年開催されました2023松本山雅FC サポーターミーティングでの松本山雅FCの発言について、当時のクラブの代表取締役社長およびクラブを提訴することにしました。これまでの経緯、何が本当のことなのか、訴訟の中で明らかにしていきたいと思います」
「今日8月4日は、マツさんの命日です」
「私は、マツさんから、まっすぐ生きていくことを学びました。マツさんの3番をサポーターの皆様と共に背負い、正々堂々とピッチ内外で示してきました。マツさんがプレーしたアルウィンのピッチで、松本山雅FCの指導者からサポーターに対して命を軽んじるような発言があったこと、その指導者に対する松本山雅FCの対応について、私は納得ができません」
「マツさんに恥じないよう、自分の信じる道をまっすぐ進んでいき、松本山雅FCが少しでも良いクラブになるように言動していきたいと思います」
「なお、指導者の暴言の件に関しては本人が謝罪をしていますので、指導者に対しての誹謗中傷はやめていただけるようにお願い致します」